たまごっち11月
画面の中の生き物を世話して育てる、バンダイの携帯型育成ゲーム。11月の発売直後から品薄が続き、女子高生を中心に社会現象となった。
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あの頃の世の中を、年単位で振り返る
平成8年
“ポケモンとたまごっちが生まれ、「育てる」遊びが日本を席巻。デジタル世代の幕開けとなった年。”
2月にゲームボーイの『ポケットモンスター 赤・緑』が発売され、のちに世界を巻き込む一大コンテンツの原点が生まれた。11月にはバンダイの『たまごっち』が登場して品薄の社会現象に。夏のアトランタ五輪では有森裕子がマラソンで銅メダルを獲得し「自分で自分をほめたい」の名言を残した。O157集団食中毒やペルー日本大使公邸占拠事件が世相を騒がせる一方、Mr.Childrenや安室奈美恵ら小室サウンドが音楽シーンを彩った。
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画面の中の生き物を世話して育てる、バンダイの携帯型育成ゲーム。11月の発売直後から品薄が続き、女子高生を中心に社会現象となった。

制服に合わせてだぶつかせて履く白い長い靴下。女子高生の定番スタイルとして全国に広がり、この時代の象徴的なファッションとなった。
女子高生の間で流行したルーズソックス(写真は1998年) 撮影: Mike Chachich / CC BY-SA 3.0, Wikimedia Commons
撮った写真がその場でシールになる機械。前年からのブームがこの年も続き、友達どうしで写真を交換する文化がすっかり定着した。
プリントシール機の筐体(写真は後年) 撮影: Brian Adler / パブリックドメイン, Wikimedia Commons
ソールを極端に厚くしたブーツやサンダル。安室奈美恵に憧れる「アムラー」を中心に、背を高く見せる足元として若い女性に流行した。
1996年に履かれていた厚底靴 撮影: jeanne / パブリックドメイン, Wikimedia Commons
7月21日に任天堂が発売した薄型のゲームボーイ。画面が見やすい白黒液晶になり、『ポケットモンスター』の人気とともに携帯機を持ち歩く光景が広がった。
2月にゲームボーイで発売されたRPG。集めて交換し、対戦する遊びが口コミで広がり、通信ケーブルを介した子どもたちの一大ブームを生んだ。
NINTENDO64と同時に発売された3Dアクション。自由に動き回れる立体的な世界を実現し、3Dゲームの操作の基礎を築いた記念碑的作品。
3月にプレイステーションで発売されたカプコンのホラーゲーム。洋館を舞台にした緊張感で「サバイバルホラー」という言葉を定着させた。
12月にプレイステーションで登場した音楽ゲーム。ボタンをリズムに合わせて押すシンプルさとポップな世界観で、音ゲーブームの先駆けとなった。
1996年1月8日に読売テレビ・日本テレビ系で放送開始。青山剛昌の『週刊少年サンデー』連載作を原作とし、日本テレビ系の30分レギュラーアニメで最長寿の作品になった。
1996年4月5日にテレビ東京系で放送開始したテレビアニメ第2作。神坂一のライトノベルを原作に、リナ=インバースの旅を描いた人気シリーズ。
1996年4月5日にテレビ朝日系で放送開始したガンダムシリーズ。戦争が終わったあとの荒廃した世界を舞台に、「月は出ているか?」の台詞でも知られる。
1996年4月にテレビ朝日系で放送開始。真倉翔原作・岡野剛作画の『週刊少年ジャンプ』連載作をアニメ化し、鬼の手を持つ小学校教師の学園ホラーを描いた。
1996年10月1日にテレビ東京系で放送開始。ロボットアニメの約束事を自ら茶化すような作風と群像劇で、深夜アニメ以前の実験的な人気作になった。
『週刊ビッグコミックスピリッツ』1996年14号から連載開始。松本大洋が高校卓球部の少年たちを独特の描線で描いた青春漫画。
『なかよし』1996年6月号から連載開始。CLAMPによる魔法少女もので、カードを集める少女の物語と衣装の多彩さが支持された。
『週刊少年ジャンプ』1996年42号から連載開始。高橋和希による作品で、当初はさまざまなゲームを扱う内容から、のちにカードゲームを軸にした物語へ移っていった。
5月31日をもって森且行がオートレース選手へ転身するためSMAPを脱退。5人体制となり、以後グループはさらに活動の幅を広げた。
7月にセカンドアルバム『SWEET 19 BLUES』を発売しトリプルミリオンを記録。この年はシングル3曲もミリオンとなり、「アムラー」を生む中心になった。
8月5日にシングル「Body & Soul」でメジャーデビュー。沖縄アクターズスクール出身の10代4人組として、以後の歌って踊るグループの流れをつくった。
3枚目のシングル「TORA TORA TORA」を発売。安室奈美恵のバックダンサーだったSUPER MONKEY'Sから独立し、沖縄出身の4人組として本格的に動き出した。
1996年3月1日にテレビ朝日系で放送開始したスーパー戦隊シリーズ第20作。車をモチーフに、シリーズでも際立ってコメディ寄りの作風で知られる。
1996年3月3日にテレビ朝日系で放送開始したメタルヒーローシリーズ第15作。前作『重甲ビーファイター』の5年後を描いた直接の続編。
1996年9月7日に毎日放送・TBS系で放送開始。敵に合わせて3つのタイプに変身する設定を導入し、平成のウルトラシリーズを立て直した。
ドラマ主題歌として発売され、200万枚超を売り上げたミスチルの代表曲。等身大の言葉をぶつける歌詞が幅広い世代の共感を呼んだ。
小室哲哉のユニットglobeが放ったミリオンヒット。疾走感のあるサウンドとKEIKOの歌声で、小室ファミリー全盛期を象徴した一曲。
奥田民生と井上陽水が制作を手がけたPUFFYのデビュー曲。脱力感のある2人の掛け合いと言葉遊びの歌詞で一躍人気者になった。
月9ドラマ『ロングバケーション』の主題歌として大ヒットしたラブソング。滑らかなグルーヴが、ドラマの人気とともに街にあふれた。
アニメ『るろうに剣心』の主題歌として親しまれたバンドのヒット曲。YUKIの弾けるような歌声と疾走感で、この年を代表する一曲となった。
3月13日発売。小室哲哉プロデュースによるミリオンセラーで、この年の日本レコード大賞を受賞した。
3月2日公開の劇場版ドラえもん第17作。銀河を走る列車で宇宙の遊園地へ向かうという趣向で、ゴールデングロス賞優秀銀賞を受けた。
7月27日公開の北野武監督第6作。ボクシングとやくざの道へ進む二人の少年を描いた青春映画で、カンヌ国際映画祭の監督週間に出品された。
1月11日放送開始のフジテレビ木曜劇場。長瀬智也・酒井美紀の主演で松本の高校生たちを描き、スピッツ「空も飛べるはず」が主題歌に使われた。
7月から米アトランタで夏季五輪が開催。女子マラソンの有森裕子が銅メダルを獲得し、レース後の「自分で自分をほめたい」という言葉が共感を呼んだ。
有森裕子が銅メダルを獲得したアトランタ五輪の陸上競技(1996年) 撮影: Ke4roh / CC BY-SA 4.0, Wikimedia Commons
夏にかけて、学校給食などを通じたO157による集団食中毒が各地で発生。多数の患者と死者が出て、食の安全と衛生管理への意識が一気に高まった。
12月、リマの日本大使公邸がゲリラに占拠され、多数が人質となった。年をまたぐ長期の籠城となり、日本でも連日大きく報じられた。
非加熱血液製剤によるHIV感染をめぐり、菅直人厚生大臣が国の責任を認めて患者に謝罪した。行政の情報開示のあり方が厳しく問われた。
鳩山由紀夫・菅直人らが中心となり、新党「民主党」が結成された。既成政党への不満を背景に、その後の政界再編の起点のひとつとなった。

1月11日、村山富市首相の辞任を受けて橋本龍太郎が第82代内閣総理大臣に就任した。自民党総裁が3年ぶりに首相の座に戻った。
首相に就任した橋本龍太郎(写真は1996年1月11日) 内閣官房内閣広報室 / CC BY 4.0, Wikimedia Commons
アトランタ五輪で銅メダルを取った有森裕子がレース後に語った言葉。全力を尽くした自分を認めるフレーズとして、その年の流行語大賞に選ばれた。
アトランタ五輪で銅メダルを獲得した有森裕子(写真は2008年) 撮影: Joi Ito / CC BY 2.0, Wikimedia Commons
巨人の長嶋茂雄監督が逆転優勝までの戦いを表現した和製英語。劇的な展開を指す言葉として広まり、流行語大賞の年間大賞に輝いた。
この言葉を使った巨人・長嶋茂雄監督(写真は2021年) 大臣官房人事課 / CC BY 4.0, Wikimedia Commons
歌手・安室奈美恵のファッションをまねる若い女性を指す言葉。細眉・茶髪・ミニスカートに厚底ブーツというスタイルが全国に広がった。
「超ベリーバッド」「超ベリーグッド」を縮めたコギャル言葉。女子高生を中心に使われ、若者言葉のノリの良さを象徴する流行語となった。
民主党結成の過程で鳩山由紀夫が用いた言葉。誰と組み誰を外すのかという政治の駆け引きを象徴し、その年の流行語として注目された。
この言葉で知られた鳩山由紀夫(写真は2007年) 撮影: kagi rie / CC BY-SA 3.0, Wikimedia Commons
行き詰まった空気を言い表す言葉として広まり、新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた。受賞者は沖縄県民大会で発言した高校生だった。