歴代のマンガ
1990〜2009年/120件を収録
2009年(平成21年)のマンガ →
2009年に連載が始まった6作は、いまも名前が通っているものが多い。1月の『黒子のバスケ』、5月の『青の祓魔師』『めだかボックス』とジャンプ系が3作を占め、5月の『アイアムアヒーロー』は青年誌のゾンビものである。10月に『別冊少年マガジン』の創刊号から始まった『進撃の巨人』と、7月にウェブサイトで始まった『ワンパンマン』は、載る場所そのものが新しかった。ウェブ発の漫画が広く読まれる例はここから増えていく。
アイアムアヒーロー5月
『ビッグコミックスピリッツ』2009年22・23合併号から連載開始。花沢健吾による、売れない漫画家が主人公のゾンビもの。
- ビッグコミックスピリッツ
- 小学館
めだかボックス5月
『週刊少年ジャンプ』2009年24号から連載開始。西尾維新の原作・暁月あきらの作画で、生徒会長が目安箱の依頼を片づけていく。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
ワンパンマン7月
7月3日からウェブサイトで連載が始まった。ONEによる、一撃で敵を倒してしまうヒーローを描いたギャグで、web発の漫画が広く読まれる例になった。
- ウェブ漫画
- ONE
2008年(平成20年)のマンガ →
2008年に連載が始まった6作は、『週刊少年ジャンプ』が3作を占める。3月の『ぬらりひょんの孫』、5月の『トリコ』、8月の『バクマン。』で、最後の1作は『DEATH NOTE』の大場つぐみと小畑健が漫画家を目指す高校生を描いたものだった。残る3作は雑誌がばらけていて、『BE・LOVE』の『ちはやふる』、『コミックビーム』の『テルマエ・ロマエ』、『週刊少年マガジン』の『君のいる町』が並ぶ。競技かるたと古代ローマの浴場という、それまで漫画になりにくかった題材が入った年でもある。
テルマエ・ロマエ2月
『コミックビーム』2008年2月号から連載開始。ヤマザキマリによる、古代ローマの浴場設計技師が現代日本の風呂に飛ばされる話。
- コミックビーム
- エンターブレイン
バクマン。8月
『週刊少年ジャンプ』2008年37・38合併号から連載開始。『DEATH NOTE』の大場つぐみと小畑健が、漫画家を目指す高校生を描いた。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
2007年(平成19年)のマンガ →
2007年に連載が始まった6作は、雑誌の種類がきれいに割れている。少年誌は『週刊少年ジャンプ』の『SKET DANCE』と『週刊少年チャンピオン』の『侵略!イカ娘』、青年誌は『モーニング』の『GIANT KILLING』と『ヤングアニマル』の『3月のライオン』。ここに『LaLa』の『夏目友人帳』と『マガジンSPECIAL』の『生徒会役員共』が加わる。サッカーの監督、将棋の棋士、妖が見える少年と、題材の振れ幅も大きい年だった。
GIANT KILLING1月
『モーニング』2007年6号から連載開始。ツジトモの作画・綱本将也の原案で、弱いクラブを率いる監督を描いたサッカー漫画。
- モーニング
- 講談社
2006年(平成18年)のマンガ →
2006年に連載が始まった6作は、載った雑誌が見事に散っている。少年誌は『週刊少年ジャンプ』の『To LOVEる -とらぶる-』と『エム×ゼロ』の2作、少女誌は『別冊マーガレット』の『君に届け』と『なかよし』の『しゅごキャラ!』の2作。ここに『月刊Gファンタジー』の『黒執事』と、『月刊モーニングtwo』の創刊号から始まった『聖☆おにいさん』が加わる。少年・少女・青年のどこかに寄っていないのが、この年の並びである。
To LOVEる -とらぶる-4月
『週刊少年ジャンプ』2006年21・22合併号から連載開始。矢吹健太朗の作画・長谷見沙貴の脚本によるラブコメ。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
2005年(平成17年)のマンガ →
2005年に連載が始まった6作は、少年誌が5作を占める。『週刊少年ジャンプ』からは2月の『魔人探偵脳噛ネウロ』と7月の『太臓もて王サーガ』、『週刊少年サンデー』からは1月の『最強!都立あおい坂高校野球部』と7月の『絶対可憐チルドレン』が出た。『週刊少年マガジン』の『さよなら絶望先生』は5月の22・23合併号からである。青年誌では『週刊ヤングサンデー』の『イキガミ』が、死亡予告証を届ける公務員という重い題材を扱っている。
さよなら絶望先生5月
『週刊少年マガジン』2005年22・23合併号から連載開始。久米田康治による、何事も絶望的に捉える教師のブラックコメディ。
- 週刊少年マガジン
- 講談社
2004年(平成16年)のマンガ →
2004年に連載が始まった漫画は掲載誌の幅が広い。1月にジャンプで『銀魂』、6月に同じジャンプで『家庭教師ヒットマンREBORN!』が始まり、どちらも長期連載になった。青年誌では8月の『もやしもん』(イブニング)と11月の『神の雫』(モーニング)があり、後者は実際のワインの売れ行きまで動かしている。8月の『大奥』は女性誌『MELODY』で、男女の立場が入れ替わった江戸を描いた作品。『ヤングガンガン』の創刊号から始まった『荒川アンダー ザ ブリッジ』もこの年にあたる。
家庭教師ヒットマンREBORN!6月
『週刊少年ジャンプ』2004年26号から連載開始。天野明による、マフィアのボスにされる中学生の物語で累計3000万部を超えた。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
荒川アンダー ザ ブリッジ
『ヤングガンガン』2004年創刊号から連載開始。中村光による、河川敷に住む変わった人々を描いたギャグ。
- ヤングガンガン
- スクウェア・エニックス
2003年(平成15年)のマンガ →
2003年に連載が始まった漫画は、後に実写化や社会現象まで届いたものが多い。12月にジャンプで始まった『DEATH NOTE』、7月にモーニングで始まった『ドラゴン桜』、11月にヤングサンデーで始まった『クロサギ』は、いずれもドラマや映画になった。3月には『月刊コミック電撃大王』の『よつばと!』と『週刊少年マガジン』の『魔法先生ネギま!』が並んで走り出し、8月の『シグルイ』は独特の描線で時代劇漫画の見え方を変えた。
DEATH NOTE12月
『週刊少年ジャンプ』で2003年12月から連載開始。大場つぐみ原作・小畑健作画による、名前を書くと人が死ぬノートをめぐる頭脳戦。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
2002年(平成14年)のマンガ →
2002年に連載が始まった漫画は青年誌が目立つ。1月に『モーニング』で『ブラックジャックによろしく』が、『コミックビーム』で『エマ』が始まり、6月には『月刊アフタヌーン』で『げんしけん』が続いた。医療現場、19世紀イギリスのメイド、大学のオタクサークルと題材はばらばらだが、いずれも後にアニメ化やドラマ化まで進んでいる。少年誌では3月にジャンプの『いちご100%』、5月に『月刊サンデージェネックス』の『BLACK LAGOON』、少女誌では9月に『LaLa』の『桜蘭高校ホスト部』が始まった。
BLACK LAGOON5月
『月刊サンデージェネックス』2002年5月号から連載開始。広江礼威による、東南アジアの運び屋たちを描いたガンアクション。
- 月刊サンデージェネックス
- 小学館
2001年(平成13年)のマンガ →
2001年に連載が始まった漫画は、後の10年を支える作品が多い。8月には『月刊少年ガンガン』で『鋼の錬金術師』が、『週刊少年ジャンプ』で『BLEACH』が始まっており、どちらも世界累計で1億部前後に届く長期連載になった。年の初めには『週刊少年サンデー』の『金色のガッシュ!!』とジャンプの『ボボボーボ・ボーボボ』が並んで走り出している。少年誌以外では9月の『ラブ★コン』(別冊マーガレット)と『Kiss』の『のだめカンタービレ』があり、いずれも後にドラマ化された。
ボボボーボ・ボーボボ3月
『週刊少年ジャンプ』2001年12号から連載開始。澤井啓夫による不条理ギャグバトル漫画で、鼻毛で戦う主人公が話題になった。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
鋼の錬金術師8月
『月刊少年ガンガン』2001年8月号から連載開始。荒川弘による、錬金術で失った体を取り戻そうとする兄弟の物語。
- 月刊少年ガンガン
- スクウェア・エニックス
BLEACH8月
『週刊少年ジャンプ』2001年36・37合併号から連載開始。久保帯人による、死神の力を得た高校生・黒崎一護の剣戟バトル漫画。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
2000年(平成12年)のマンガ →
2000年に連載が始まった6作は、少年誌より青年誌・女性誌のほうが目立つ年だった。『ビッグコミックスピリッツ』の『最終兵器彼女』、『週刊ヤングマガジン』のCLAMP『ちょびっツ』、『CUTiEcomic』の羽海野チカ『ハチミツとクローバー』、『Cookie』7月号から始まった矢沢あいの『NANA』と、4作が青年・女性向けの雑誌から出ている。少年誌からは『週刊少年ジャンプ』38号のうすた京介『ピューと吹く!ジャガー』と『週刊少年マガジン』34号の野中英次『魁!!クロマティ高校』が始まり、どちらもギャグ漫画だった。
NANA7月
『Cookie』2000年7月号から連載が始まった矢沢あいの作品。同じ名前の2人の女性が東京で同居する物語で、のちに映画・アニメにもなった。
- Cookie
- 集英社
最終兵器彼女1月
『ビッグコミックスピリッツ』2000年1月から2001年10月まで連載された高橋しんの作品。恋人が兵器になっていく設定で、「この星で一番最後のラブストーリー。」をキャッチコピーに掲げた。
- ビッグコミックスピリッツ
- 小学館
ハチミツとクローバー4月
『CUTiEcomic』2000年6月号から連載が始まった羽海野チカの作品。美大生たちの片思いを描き、2003年に講談社漫画賞少女部門を受けた。
- CUTiEcomic
- 集英社
ピューと吹く!ジャガー
『週刊少年ジャンプ』2000年38号から2010年38号まで連載されたうすた京介のギャグ漫画。全435話・単行本全20巻に及んだ。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
魁!!クロマティ高校
『週刊少年マガジン』2000年34号から連載が始まった野中英次のギャグ漫画。不良高校を舞台にしながら誰も暴れないという間合いで人気を集めた。
- 週刊少年マガジン
- 講談社
ちょびっツ9月
『週刊ヤングマガジン』2000年43号から連載が始まったCLAMPの作品。人型パソコンと暮らす浪人生を描き、全88話・単行本全8巻で完結した。
- ヤングマガジン
- 講談社
- CLAMP
1999年(平成11年)のマンガ →
1999年に連載が始まった6作は、掲載誌が少年誌から少女誌まで広く散らばっている。『週刊少年ジャンプ』では年明けの2・3合併号から『ヒカルの碁』、43号から『NARUTO -ナルト-』が始まり、どちらも長期連載になった。『週刊少年マガジン』の『GetBackers -奪還屋-』、『週刊少年サンデー』の『天使な小生意気』と少年三誌がそろい、青年誌では『ビッグコミックスピリッツ』で浦沢直樹の『20世紀少年』が、少女誌では『ちゃお』8月号から『Dr.リンにきいてみて!』が動き出している。
ヒカルの碁
『週刊少年ジャンプ』1999年2・3合併号から連載開始。原作ほったゆみ・漫画小畑健で、囲碁を題材に少年の成長を描き、囲碁人口を押し上げるほどの人気となった。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
NARUTO -ナルト-
『週刊少年ジャンプ』1999年43号から2014年50号まで連載された岸本斉史の忍者漫画。全700話・単行本全72巻に及ぶ長期連載となった。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
20世紀少年
『ビッグコミックスピリッツ』で連載が始まった浦沢直樹の作品。子ども時代の空想が現実の脅威になっていく構成で、小学館漫画賞・講談社漫画賞などを受けた。
- ビッグコミックスピリッツ
- 小学館
GetBackers -奪還屋-
『週刊少年マガジン』1999年17号から連載開始。原作青樹佑夜・作画綾峰欄人で、奪われた物を取り返す裏稼業の二人組を描いた。
- 週刊少年マガジン
- 講談社
天使な小生意気
『週刊少年サンデー』1999年25号から連載開始した西森博之の作品。男に戻りたい少女を軸にしたラブコメで、第46回小学館漫画賞を受賞した。
- 週刊少年サンデー
- 小学館
1998年(平成10年)のマンガ →
1998年に連載が始まった6作は、掲載誌が見事に散らばっている。『週刊少年ジャンプ』からは冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』と武井宏之の『シャーマンキング』、『週刊少年マガジン』から『ラブひな』、青年誌『モーニング』から井上雄彦の『バガボンド』、少女誌では『花とゆめ』の『フルーツバスケット』と『りぼん』の『GALS!』が登場した。少年・青年・少女のどの棚にも、この年に始まって長く読まれる作品がある。
HUNTER×HUNTER
『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった冨樫義博の冒険漫画。父を探す少年ゴンがハンター試験に挑む物語で、長期の休載をはさみながら読み継がれている。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
シャーマンキング7月
『週刊少年ジャンプ』1998年31号から連載開始。霊と交信するシャーマンたちの戦いを描き、シリーズ累計3800万部を超えた。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
ラブひな
『週刊少年マガジン』で連載が始まった赤松健のラブコメ。東大を目指す浪人生が女子寮の管理人になる設定で、講談社漫画賞少年部門を受賞した。
- 週刊少年マガジン
- 講談社
1997年(平成9年)のマンガ →
1997年に始まった作品でとりわけ大きかったのが、7月に『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した『ONE PIECE』である。同じジャンプでは4月に桂正和の『I"s』が始まり、『週刊少年マガジン』では1月から元暴走族の教師を主人公にした『GTO』が走り出した。月刊誌側では『多重人格探偵サイコ』と『BLAME!』が、猟奇色の強いサスペンスと台詞を切り詰めたSFという別々の方向で90年代後半の空気を映している。
GTO1月
『週刊少年マガジン』1997年2号から連載開始。元暴走族の型破りな教師・鬼塚英吉を主人公に、痛快な学園ものとして幅広い読者を得た。
- 週刊少年マガジン
- 講談社
多重人格探偵サイコ2月
『月刊少年エース』1997年2月号から連載開始。大塚英志の原作と田島昭宇の作画による猟奇色の強いサスペンスで、90年代後半の空気を映した。
- 月刊少年エース
- 角川書店
BLAME!3月
『月刊アフタヌーン』1997年3月号から連載開始。台詞を切り詰めた作風と、果てしなく続く巨大構造物の描写で独自の世界を築いたSF漫画。
- 月刊アフタヌーン
- 講談社
I"s4月
『週刊少年ジャンプ』1997年19号から連載開始。桂正和が描く高校生のラブストーリーで、繊細な心理描写とヒロイン造形が支持された。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
ONE PIECE7月
『週刊少年ジャンプ』1997年34号から連載開始。海賊王を目指すルフィの冒険を描き、日本の漫画史でも屈指の長期連載・大ヒット作となった。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
快感♥フレーズ
『少女コミック』1997年3号から連載開始。作詞家の少女とロックバンドの恋を描き、新條まゆの代表作として少女漫画界に大きな反響を呼んだ。
- 少女コミック
- 小学館
1996年(平成8年)のマンガ →
1996年に始まった6作のうち、6月に『なかよし』で始まったCLAMPの『カードキャプターさくら』と、9月に『週刊少年ジャンプ』で始まった『遊☆戯☆王』は、いずれものちにカード遊びと強く結びついていく作品である。少年誌ではほかに藤崎竜が中国の古典を大胆に翻案した『封神演義』、高橋留美子が戦国時代と現代を行き来する『犬夜叉』を始めた。青年誌の『ピンポン』と少女誌の『花ざかりの君たちへ』を含め、6作は5つの雑誌に散っている。
ピンポン3月
『週刊ビッグコミックスピリッツ』1996年14号から連載開始。松本大洋が高校卓球部の少年たちを独特の描線で描いた青春漫画。
- 週刊ビッグコミックスピリッツ
- 小学館
カードキャプターさくら6月
『なかよし』1996年6月号から連載開始。CLAMPによる魔法少女もので、カードを集める少女の物語と衣装の多彩さが支持された。
- なかよし
- CLAMP
遊☆戯☆王9月
『週刊少年ジャンプ』1996年42号から連載開始。高橋和希による作品で、当初はさまざまなゲームを扱う内容から、のちにカードゲームを軸にした物語へ移っていった。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
1995年(平成7年)のマンガ →
1995年に始まった6作は掲載誌がすべて異なり、『週刊ヤングマガジン』『週刊少年サンデー』『週刊少年ジャンプ』『週刊少年チャンピオン』『りぼん』『少女コミック』に1作ずつ散っている。少年誌側では峠の公道バトルを描く『頭文字D』が後の走り屋・ドリフトブームの火付け役となり、冨樫義博が『幽☆遊☆白書』のあとに始めた『レベルE』が毒のある笑いで支持を集めた。少女誌では矢沢あいの『ご近所物語』が同じ年の9月にアニメ化され、篠原千絵の『天は赤い河のほとり』が古代ヒッタイトを舞台にした歴史ロマンで枠を超えた人気を得ている。
頭文字D7月
しげの秀一による走り屋漫画。1995年に『週刊ヤングマガジン』で連載開始。峠を舞台にした公道バトルを描き、後の走り屋・ドリフトブームの火付け役となった。
- カーレース
- ヤングマガジン
烈火の炎
安西信行による少年漫画。1995年に『週刊少年サンデー』で連載開始。忍者の力を持つ主人公・花菱烈火の戦いを描き、後にテレビアニメ化された。
- バトル
- 少年サンデー
ご近所物語2月
矢沢あいによる少女漫画。1995年に『りぼん』で連載開始し、同年9月にはテレビアニメも放送。ファッションを志す少女たちの青春を描き、後の『NANA』へと連なる人気作となった。
- 少女漫画
- りぼん
レベルE10月
『幽☆遊☆白書』の冨樫義博が1995年から『週刊少年ジャンプ』で連載したSFコメディ。地球に来た王子の悪戯を軸に、緻密な構成と毒のある笑いで熱狂的な支持を得た。
- 少年ジャンプ
- SF
鉄鍋のジャン!
1995年から『週刊少年チャンピオン』で連載された料理漫画。勝つためには手段を選ばない主人公が、美食礼賛とは一線を画す異色の料理バトルを繰り広げた。
- 料理漫画
- 少年チャンピオン
天は赤い河のほとり
篠原千絵が1995年から『少女コミック』で連載した歴史ロマン。現代の女子中学生が古代ヒッタイト帝国へ召喚される物語で、少女漫画の枠を超えた人気を得た。
- 少女漫画
- 少女コミック
1994年(平成6年)のマンガ →
1994年は長く続く連載が一気に始まった年で、1月に『名探偵コナン』、4月に『るろうに剣心』、7月に『MAJOR』と、いずれも10年以上読まれることになる作品が半年のうちに出そろった。『週刊少年サンデー』と『週刊少年ジャンプ』が2作ずつを占め、残る2作は『りぼん』の『こどものおもちゃ』と青年誌の『あずみ』である。『こどものおもちゃ』が明るい絵柄でいじめや家庭の問題まで踏み込んだのも、この年の特徴だった。
名探偵コナン1月
『週刊少年サンデー』1994年5号から連載開始。体が縮んだ高校生探偵が事件を解決する物語で、以後30年以上続く国民的シリーズになった。
- 週刊少年サンデー
- 小学館
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-4月
『週刊少年ジャンプ』1994年19号から連載開始。不殺を誓った元人斬りの流浪人を描き、明治を舞台にした剣劇で幅広い読者を掴んだ。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
1993年(平成5年)のマンガ →
1993年に連載が始まった6作のうち3作が『週刊少年ジャンプ』で、6月に『NINKU -忍空-』、8月に『とっても!ラッキーマン』と『地獄先生ぬ〜べ〜』が相次いで登場した。青年誌では『行け!稲中卓球部』と『無限の住人』が、ギャグと時代劇という正反対の方向で長く読まれる作品になっている。少女誌では『なかよし』11月号からCLAMPの『魔法騎士レイアース』が始まった。
行け!稲中卓球部3月
『週刊ヤングマガジン』1993年14号から連載開始。古谷実によるギャグ漫画で、冴えない中学卓球部員たちの下品で切ない日常が熱狂的な支持を集めた。
- 週刊ヤングマガジン
- 講談社
NINKU -忍空-6月
『週刊少年ジャンプ』1993年26号から連載開始。桐山光侍による、忍術と拳法を組み合わせた「忍空」の使い手たちの戦いを描いたアクション漫画。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
無限の住人6月
『月刊アフタヌーン』で1993年6月から連載開始。沙村広明による時代劇で、不死の身体を持つ剣客・万次が少女・凜の復讐に付き添う長編となった。
- 月刊アフタヌーン
- 講談社
とっても!ラッキーマン8月
『週刊少年ジャンプ』1993年35号から連載開始。ガモウひろしによるギャグ漫画で、実力ではなく「運」だけで勝つヒーローという発想が受けた。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
地獄先生ぬ〜べ〜8月
『週刊少年ジャンプ』1993年38号から連載開始。真倉翔原作・岡野剛作画で、鬼の手を持つ小学校教師が妖怪から児童を守る学園ホラー。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
魔法騎士レイアース11月
『なかよし』1993年11月号から連載開始。CLAMPによるファンタジーで、異世界セフィーロに召喚された3人の中学生が魔法騎士として戦う物語。
- なかよし
- CLAMP
1992年(平成4年)のマンガ →
1992年に連載が始まった6作は、少年誌・少女誌・青年誌にきれいに散らばっている。少年誌では『週刊少年マガジン』45号の『金田一少年の事件簿』と『週刊少年サンデー』32号のあだち充『H2』、それに『週刊少年ジャンプ』でジョジョの第4部が始まった。少女誌は3誌で、『マーガレット』の『花より男子』、『りぼん』5月号の『ママレード・ボーイ』、『少女コミック』の『ふしぎ遊戯』がいずれも長期連載になっている。
金田一少年の事件簿
『週刊少年マガジン』1992年45号から連載開始。原作天樹征丸・漫画さとうふみやで、少年誌初の本格ミステリー漫画とされ、シリーズ累計1億部を超えた。
- 週刊少年マガジン
- 講談社
H2
『週刊少年サンデー』1992年32号から1999年50号まで連載されたあだち充の野球漫画。幼なじみ4人の関係を軸に、投手と打者の再会を描いた。
- 週刊少年サンデー
- 小学館
花より男子
『マーガレット』で1992年から2004年まで連載された神尾葉子の少女漫画。単行本全37巻・累計6100万部で、単一作者の少女コミックとしてギネス世界記録に認定された。
- マーガレット
- 集英社
ママレード・ボーイ5月
『りぼん』1992年5月号から1995年10月号まで連載された吉住渉の少女漫画。両親の再婚で他人と暮らすことになった高校生を描き、累計1000万部を超えた。
- りぼん
- 集英社
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』第4部がこの年から始まった。舞台を日本の地方都市・杜王町に移し、スタンド能力の日常での使い方を描いている。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
1991年(平成3年)のマンガ →
1991年に連載が始まった6作は、掲載誌が6誌にきれいに散っている。『週刊少年チャンピオン』43号からの板垣恵介『グラップラー刃牙』、『週刊少年マガジン』の佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』、『週刊少年サンデー』30号からの椎名高志『GS美神 極楽大作戦!!』と、少年週刊誌3誌がそれぞれ長期連載を抱え込んだ年だった。『りぼん』9月号からは矢沢あいの『天使なんかじゃない』が始まっている。そしてこの年3月12日にエニックスが創刊した『月刊少年ガンガン』からは、藤原カムイの『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』と柴田亜美の『南国少年パプワくん』の2作が出た。
グラップラー刃牙
『週刊少年チャンピオン』1991年43号から1999年42号まで連載された板垣恵介の格闘漫画。地下闘技場の最年少チャンピオン範馬刃牙と父・勇次郎を軸にした全380話で、続編を含むシリーズ累計は1億部を超えた。
- 週刊少年チャンピオン
- 秋田書店
- 格闘
疾風伝説 特攻の拓
『週刊少年マガジン』で1991年から1997年まで連載された原作・佐木飛朗斗、作画・所十三の作品。暴走族を題材にしたヤンキー漫画で、題名の「かぜ」「ぶっこみ」は当て字読みである。
- 週刊少年マガジン
- 講談社
- ヤンキー
GS美神 極楽大作戦!!
『週刊少年サンデー』1991年30号から1999年41号まで連載された椎名高志の作品。除霊を仕事にするゴーストスイーパーを描いて1993年度の小学館漫画賞を受け、単行本は全39巻に達した。
- 週刊少年サンデー
- 小学館
- オカルト
天使なんかじゃない9月
『りぼん』1991年9月号から1994年11月号まで連載された矢沢あいの作品。新設の高校で生徒会を担う高校生たちの恋を描き、シリーズ累計発行部数は1000万部を超えた。
- りぼん
- 集英社
- 矢沢あい
ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章3月
1991年3月12日に創刊した『月刊少年ガンガン』で1997年まで連載された作品。原作・設定は川又千秋、画は藤原カムイで、ゲームの世界を受け継ぐファンタジーとして全86話が描かれた。
- 月刊少年ガンガン
- エニックス
- ドラゴンクエスト
南国少年パプワくん4月
『月刊少年ガンガン』1991年4月号から1995年6月号まで連載された柴田亜美のギャグ漫画。パプワ島に流れ着いた少年と島の住人たちの騒動を描き、創刊直後のガンガンを代表する作品になった。
- 月刊少年ガンガン
- エニックス
- ギャグ
1990年(平成2年)のマンガ →
1990年に連載が始まった6作は、少年誌にほぼ集中している。『週刊少年ジャンプ』からは51号の冨樫義博『幽☆遊☆白書』と原哲夫『花の慶次』、『週刊少年サンデー』6号からは藤田和日郎『うしおととら』が始まった。不良漫画も2本あり、『週刊少年マガジン』の藤沢とおる『湘南純愛組!』はのちの『GTO』へ、『月刊少年チャンピオン』の髙橋ヒロシ『クローズ』は実写映画へつながっていく。青年誌では8月に『漫画アクション』で臼井儀人の『クレヨンしんちゃん』が動き出した。
幽☆遊☆白書11月
『週刊少年ジャンプ』1990年51号(11月20日発売)から1994年32号まで連載された冨樫義博の作品。単行本は全19巻で、1992年にはアニメも始まった。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
うしおととら
『週刊少年サンデー』1990年6号から1996年45号まで連載された藤田和日郎の作品。獣の槍で妖怪を封じてきた少年と大妖怪の関係を描き、単行本全33巻に及んだ。
- 週刊少年サンデー
- 小学館
クレヨンしんちゃん8月
1990年8月から『漫画アクション』で連載が始まった臼井儀人の作品。単行本全50巻・全1126話に及び、1992年にはテレビアニメも始まった。
- 漫画アクション
- 双葉社
花の慶次 -雲のかなたに-
『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった原哲夫の時代劇漫画。隆慶一郎の小説『一夢庵風流記』を原作に、前田慶次の生き方を描いた。
- 週刊少年ジャンプ
- 集英社
クローズ
『月刊少年チャンピオン』で連載が始まった髙橋ヒロシの不良漫画。鈴蘭高校を舞台にした群像劇で、のちに実写映画『クローズZERO』にもなった。
- 月刊少年チャンピオン
- 秋田書店