カメラ付き携帯電話(J-SH04)11月
シャープとJ-フォンが世に出した、世界初とされるカメラ付き携帯電話。撮った写真をメールで送る「写メール」文化はここから始まった。
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世界初のカメラ付き携帯 J-SH04(写真は後年の展示) 撮影: Morio / CC BY-SA 3.0, Wikimedia Commons
あの頃の世の中を、年単位で振り返る
平成12年
“ミレニアム。IT革命とシドニーの金メダルに沸いた、新世紀の幕開け。”
新しいミレニアムが幕を開けた年。シドニーオリンピックで高橋尚子が女子マラソンを制し、日本中が「Qちゃん」に沸いた。ソニーのPlayStation 2が発売され、家庭用ゲームは新時代へ。「IT革命」が流行語となり、世界初のカメラ付き携帯電話や二千円札も登場。介護保険制度も始まり、社会の仕組みが少しずつ新しい世紀へと動き出した。
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シャープとJ-フォンが世に出した、世界初とされるカメラ付き携帯電話。撮った写真をメールで送る「写メール」文化はここから始まった。
世界初のカメラ付き携帯 J-SH04(写真は後年の展示) 撮影: Morio / CC BY-SA 3.0, Wikimedia Commons
低価格化が進み、家庭の映像がビデオテープからディスクへ移り始めた。高画質と頭出しの手軽さで、レンタルもDVDが主役になっていく。
沖縄サミットを機に発行された新紙幣。表に守礼門、裏に源氏物語絵巻をあしらったが、自販機やATMの対応が進まず流通は限定的だった。
1999年9月に出た「日本の動物コレクション第1弾」が、海洋堂の造形の細かさで食玩ブームの火付け役になった。発売から3年で1億3000万個を売り上げている。
10cmを超える底の高さが特徴のブーツが若者に大流行。ガングロ・ヤマンバと呼ばれるギャル文化とともに、渋谷の街を象徴した。
キリンビバレッジがこの年に発売した緑茶飲料。玉露やかぶせ茶を59度の低温で抽出し、粗ろ過で仕上げるため「よくふってからお飲みください」と表示された。
DVD再生も可能な次世代機としてソニーが投入。発売日には長い行列ができ、ゲーム機がリビングのAV機器を兼ねる時代の到来を告げた。
4年半の開発期間を経て登場したシリーズ最新作。石版を集めて過去の世界を蘇らせる構成と圧倒的なボリュームで、PS最大級のヒットとなった。
「3日間で滅ぶ世界」を時を巻き戻しながら救う異色作。仮面で姿を変える仕組みと重いテーマ性で、今なお語り継がれる一本になった。
6月22日にソニー・コンピュータエンタテインメントが発売したプレイステーション用ソフト。田舎の1か月をただ過ごすという作りで、「なくしたもの思い出しゲーム」を掲げた。
10月16日に読売テレビ・日本テレビ系で放送開始したサンライズ制作の作品。高橋留美子の同名漫画が原作で、戦国時代へ渡った少女と半妖の旅を描き全167話が放送された。
4月18日にテレビ東京系で放送開始。カードゲームの決闘に絞ったシリーズで、1998年の東映版に代わる第2作として2004年まで全224話が続いた。
7月7日にテレビ東京系で放送開始したトムス・エンタテインメント制作の作品。ハムスターたちの日常を描き、2004年まで全193話が放送された。
4月2日にフジテレビ系で放送開始した東映アニメーションの作品。前作『デジモンアドベンチャー』の3年後を舞台にした続編で、全50話が放送された。
10月3日に日本テレビ系で放送開始したマッドハウス制作のボクシングアニメ。森川ジョージの漫画が原作で、2002年まで全76話が放送された。
4月19日にテレビ東京系で放送開始したXEBEC制作の全26話。1998年に連載が始まった赤松健の漫画が原作で、女子寮の管理人になった浪人生を描いた。
『Cookie』2000年7月号から連載が始まった矢沢あいの作品。同じ名前の2人の女性が東京で同居する物語で、のちに映画・アニメにもなった。
『ビッグコミックスピリッツ』2000年1月から2001年10月まで連載された高橋しんの作品。恋人が兵器になっていく設定で、「この星で一番最後のラブストーリー。」をキャッチコピーに掲げた。
『CUTiEcomic』2000年6月号から連載が始まった羽海野チカの作品。美大生たちの片思いを描き、2003年に講談社漫画賞少女部門を受けた。
『週刊少年ジャンプ』2000年38号から2010年38号まで連載されたうすた京介のギャグ漫画。全435話・単行本全20巻に及んだ。
『週刊少年マガジン』2000年34号から連載が始まった野中英次のギャグ漫画。不良高校を舞台にしながら誰も暴れないという間合いで人気を集めた。
『週刊ヤングマガジン』2000年43号から連載が始まったCLAMPの作品。人型パソコンと暮らす浪人生を描き、全88話・単行本全8巻で完結した。
第3回追加オーディションで石川梨華・吉澤ひとみ・辻希美・加護亜依の4人が合格。5月のシングル「ハッピーサマーウェディング」でデビューし、グループは一気に大所帯になった。
1月7日、大阪厚生年金会館の公演をもって卒業。3期メンバーとして加入してから2年3か月あまりでの離脱だった。
沖縄アクターズスクール出身の5人組。男女混成グループFolderの女性メンバーが再結成した形で、この年から活動を始めた。
太陽とシスコムーンがこの年に改名した名義。10月の大阪公演を最後に解散し、ハロー!プロジェクト創設期のユニットがひとつ幕を閉じた。
沖縄アクターズスクール出身の4人組が、この年で第1期の活動に区切りをつけた。1996年のデビューから4年、10代のうちにヒットを重ねたグループだった。
1月30日にテレビ朝日系で放送開始した東映制作の全49話。1989年以来となるテレビシリーズの復活で、以後の平成仮面ライダーシリーズの第1作にあたる。
2月13日にテレビ朝日系で放送開始した東映制作の全51話。放映25周年を機に、本作からシリーズ名が正式に「スーパー戦隊シリーズ」とされた。
3月11日公開の松竹配給の特撮映画。監督は村石宏實、上映時間85分で、「3000万年ティガ伝説、ついに完結!!」を掲げた。
12月16日公開の東宝映画。ゴジラシリーズ第24作で監督は手塚昌明、観客動員135万人・興行収入12億円を記録した。
桑田佳祐が歌い上げる壮大なバラード。年間チャートを制して300万枚に迫る大ヒットとなり、サザン最大のシングルになった。
圧倒的な人気を誇った浜崎あゆみのミリオンヒット。歌詞とファッションの両面で若い女性のカリスマとして時代を牽引した。
活動再開後のミスチルが放った優しいミディアムバラード。素朴なメロディと温かい歌詞で、幅広い世代に受け入れられた。
9月13日発売のポルノグラフィティ4作目のシングル。ラテンの香りを帯びたメロディで、バンドの代表曲のひとつになった。
12月16日公開。高見広春の同名小説が原作で、中学生同士の殺し合いという題材から映倫がR-15に指定した。それでも興行収入30億円を超え、社会現象になった。
8月19日公開。真保裕一の小説を若松節朗監督・織田裕二主演で映画化した129分のサスペンスで、興行収入42億円を記録した。黒部ダムでロケが行われている。
7月8日公開の劇場版第3作。同時上映は『ピチューとピカチュウ』で、興行収入48億5000万円を記録した。
4月22日公開の劇場版第4作。上映時間100分・興行収入25億円で、20世紀最後の劇場版コナンにあたる。
1月22日公開。黒澤明が遺した脚本を小泉堯史が監督した91分の時代劇で、原作は山本周五郎の短編。寺尾聰が主演し、興行収入は7.5億円だった。
1999年の韓国映画で、日本では1月22日に公開された。カン・ジェギュ監督のスパイアクションで興行収入18億円を挙げ、のちの韓流ブームの原点になった。
1月16日から3月26日までTBS系「東芝日曜劇場」枠で放送。木村拓哉と常盤貴子が主演し、車椅子の女性と美容師の恋を描いた。
10月9日から12月18日までフジテレビ系「月9」枠で放送。松嶋菜々子が主演した全11回で、平均視聴率26.4%・最高34.2%を記録した。
4月14日から6月23日までTBS系「金曜9時」枠で放送。石田衣良の小説が原作で、長瀬智也が主演、脚本は宮藤官九郎、演出は堤幸彦が手がけた。
7月7日にテレビ朝日系で放送開始。仲間由紀恵と阿部寛が主演し、売れない奇術師と物理学者が超能力者のトリックを暴くシリーズで、以後14年続いた。
4月3日から9月30日まで放送されたNHK連続テレビ小説第62作。田畑智子と篠田拓馬のダブル主演で、連続テレビ小説で初めて続編が作られた作品になった。
小出義雄監督のもとで走った高橋尚子が、日本女子陸上初の金メダルを獲得。「Qちゃん」の愛称とサングラスを投げる姿が日本中の記憶に残った。
シドニー五輪の main stadium(写真は後年) 撮影: Adam.J.W.C. / CC BY 3.0, Wikimedia Commons
高齢化に備え、介護を社会全体で支える仕組みが始動。40歳以上が保険料を負担し、要介護認定に応じてサービスを受けられるようになった。
長嶋巨人と王ダイエーが日本シリーズで激突。「ON対決」と呼ばれた夢の対戦は巨人が制し、球史に残るシリーズとなった。
巨人の本拠地・東京ドーム(写真は後年) 撮影: Syced / CC0, Wikimedia Commons
高画質なハイビジョン放送とデータ放送が家庭に届き始めた。テレビが「見る」だけでなく「操作する」機器へ変わる入口となった。
偽造対策を強化した新しい500円硬貨が登場。素材や加工が変わり、自動販売機の対応が全国で進められた。
7月21日から23日まで、沖縄県名護市の万国津梁館で主要国首脳会議が開かれた。20世紀最後のサミットであり、日本で初めて地方が開催地となった回でもある。
首脳会議の会場となった沖縄県名護市の万国津梁館 撮影: N / パブリックドメイン, Wikimedia Commons
香取慎吾扮する「慎吾ママ」の朝のあいさつが子どもを中心に大流行。この年の新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
慎吾ママを演じた香取慎吾(写真は後年) 撮影: sean / CC BY-SA 2.0, Wikimedia Commons
シドニー五輪で金メダルを獲得した高橋尚子の愛称。親しみやすいキャラクターとともに、日本中で呼ばれる名前になった。
「Qちゃん」と呼ばれた高橋尚子(写真は2008年) 撮影: Steve Nelson / CC BY-SA 3.0, Wikimedia Commons
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