雲仙普賢岳で大火砕流6月
6月3日、長崎・雲仙普賢岳で大規模な火砕流が発生。報道関係者や消防団員ら多数が犠牲となった。
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雲仙普賢岳の噴火による被害の様子 撮影: User Fg2 / パブリックドメイン, Wikimedia Commons
あの頃の世の中を、年単位で振り返る
1991年は年の初めと終わりで世界の姿が変わった年だった。1月に湾岸戦争が始まって日本の国際貢献のあり方が議論となり、12月にはソビエト連邦が解体して東西冷戦が名実ともに終わっている。国内では6月3日の雲仙普賢岳の大火砕流と5月の信楽高原鉄道の衝突事故が多くの犠牲を出し、4月には丹下健三の設計による新しい都庁舎が新宿に完成した。8月23日からは東京・国立霞ヶ丘競技場で世界陸上が開かれ、カール・ルイスの9秒86など3つの世界新記録が生まれた。
6月3日、長崎・雲仙普賢岳で大規模な火砕流が発生。報道関係者や消防団員ら多数が犠牲となった。
雲仙普賢岳の噴火による被害の様子 撮影: User Fg2 / パブリックドメイン, Wikimedia Commons
1月、イラクのクウェート侵攻をめぐり多国籍軍が攻撃を開始。日本は多額の資金支援を行い、国際貢献のあり方が議論となった。
イラク軍が放火したクウェートの油井の上を飛ぶ米海軍機(1991年) 撮影: Lt. Steve Gozzo, U.S. Navy / パブリックドメイン, Wikimedia Commons
12月、ソ連が解体し、70年近く続いた社会主義の大国が消滅した。東西冷戦が名実ともに終わりを迎えた。
独立国家共同体の創設議定書に署名する11共和国の首脳(1991年12月・アルマアタ) 撮影: Yuriy Kuydin / CC BY-SA 3.0, Wikimedia Commons
都庁が丸の内から新宿へ移転し、丹下健三の設計による超高層の新庁舎が完成した。新宿副都心の象徴となった。
丹下健三の設計による東京都庁舎(写真は後年) 撮影: Asanagi / CC0, Wikimedia Commons
5月、滋賀県で信楽高原鉄道の列車が正面衝突し、多数の死傷者を出す大事故となった。
事故の慰霊碑付近を走る信楽高原鐵道信楽線(写真は後年) 撮影: 先従隗始 / CC0, Wikimedia Commons
8月23日から9月1日まで、東京・国立霞ヶ丘競技場で第3回世界陸上競技選手権大会が開かれた。167の国・地域から1517人が参加し、男子100mでカール・ルイスが9秒86、男子走幅跳でマイク・パウエルが8m95の世界新記録を出した。
大会の主会場となった国立霞ヶ丘競技場(写真は後年・建て替え前) 撮影: Waka77 / CC0, Wikimedia Commons